単語に反応して無意識に行動してしまう脳の謎システム【講座17】

単語に反応して無意識に行動してしまう脳の謎システム

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中枢神経系を構成する
器官の集合体を脳幹と呼びます。


脳幹の中に網様体というものがあり、
この網様体は、
呼吸や循環の中枢であり
生命維持に不可欠な機能を
担っています。



その機能の中に
網様体賦活系という
覚醒状態と睡眠状態を
制御する場所があります。



実はこの網様体賦活系の中に

Reticular Activationg System
(レティキュラーアクティベーションシステム)

通称:RAS(ラス)

という、
思ったこと、意識したこと
「単語」に反応して
その情報を集め、
その「単語」の意味通りのことを
行動、実行しようとする
機能があります。



つまり、無意識によって
意識が強く影響してしまう
機能なんです。

 

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■「魔が差した」



例えば、

・お金がない
・だるい
・わからない

なんてことをよく思ったりしますよね?


ネガティブなことを
思っていては
絶対に成長することは
できません。



網様体賦活系は
そんなネガティブな
キーワードが大好きです。


ネガティブなキーワードを
思ったり、意識してしまうと
脳は勝手に
そのネガティブな「単語」に
興味があると勘違いして
その「単語」の関連したものを
集めようとします。


炎上とかもそうですよね?
やめときゃいいのに
攻撃的な発言をしたり
反社会的な行動をしようとします。


まあ、意図的にすることで
注目を浴びたりしますが、
意図的でないときは
多くの場合、私生活や
職場に悪影響を及ぼします。



よく「魔が差した」なんて聞きますよね?


これもネガティブな
キーワードを集め
実行した結果なんですね。


人生を狂わせるのは一瞬です。


アッ!と思ったら
やってしまった!
となってしまいます。


怖いですよね?


ネガティブなキーワードを
集めるのはもうやめにしましょう!